【RSC】格闘技グローブ全モデル比較|Winning別注から入門用まで違いを解説

  • RSCのグローブは種類がいくつもあって、どれを選べばいいかわからない
  • Winningとのコラボモデルと自社企画モデルで、何が違うのか知りたい
  • 初心者が最初に買うRSCのグローブはどれ?

「RSC」は2007年創業のボクシングアパレルを主力とする大阪発の格闘技ブランドで、国内トップボクサーからフィットネス層まで幅広く支持されるボクシング×ストリートブランドです。アパレルで培った配色の感覚と、Winningなど専業メーカーへ別注をかけた作りの確かさに定評があります

格闘技グローブは自分のレベルや練習内容に合わないオンスを選んでしまうと、打ち込みのしやすさや練習の続けやすさにも影響します。日々の練習の密度を上げるためにも、格闘技グローブは各モデルの素材やオンスの違いを理解して選ぶことが大切です

この記事では、RSCの特徴やグローブの作り分けをわかりやすく解説し、現行の格闘技グローブを全モデル比較します。練習内容別のおすすめモデルも紹介しますので、RSCのグローブが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

RSCとはボクシングとストリートを融合させた格闘技ブランド

RSC(アールエスシープロダクツ)は、2007年に元プロボクサーの金岡弘樹氏が大阪で立ち上げた格闘技ブランドです。グローブの専業メーカーとして出発したのではなく、ボクシングウェアやキャップといったアパレルを軸に育ってきた点が、他の格闘技用品ブランドと大きく異なります。

格闘技グローブもそのアパレル発の流れの延長線上にあり、RSCは自社企画の入門モデルと、専業メーカーへ別注をかけた本格モデルを併存させています。ブランドの成り立ちを押さえておくと、各モデルの性格の違いがつかみやすくなります。

RSCのブランドコンセプト

RSCが掲げるコンセプトは「ボクシングの熱を、日常に。」で、リングサイドからストリートまでを自由に行き交うことをテーマにしています。公式オンラインストアもライフスタイルとトレーニング、ボクシングという区分けで構成されています。

製品構成を見ると、Tシャツやキャップなどの日常着と、グローブやヘッドギア、リングシューズ、バンテージといった競技用品が同じ棚に並びます。練習着のまま街へ出られる服づくりと、リングで使う道具づくりを、RSCは同じ温度で手がけています。

無骨さや実用一辺倒になりがちな格闘技用品の中で、RSCの製品は色や柄で選ぶ楽しさを残しています。道具からジム通いの気分を上げたい人にとって、格闘技グローブの選択肢が一つ増えることになります。

RSCの歴史と創業背景

RSCを立ち上げたのは元プロボクサーの金岡弘樹氏で、2007年に大阪でブランドをスタートさせました。ボクシングとレゲエを掛け合わせた「RSC拳闘倶楽部」という言葉が示すとおり、競技とカルチャーの両方に足をかけた出自を持ちます。

早い段階からWBC世界王者の長谷川穂積選手をはじめとする国内トップボクサーが着用し、ジムの現場から評価を広げてきました。2014年には東京へ進出し、内藤律樹選手を新たなモデルに起用しています。

現在はアジアや欧米のボクサーからもオーダーが届くまでに広がり、世界王者からの別注依頼も受けています。競技の現場で使われ続けてきた実績が、RSCの格闘技グローブを支える土台になっています

RSCの特徴と強み

RSCの強みは、アパレルで培った配色とグラフィックの感覚を、そのまま格闘技グローブに持ち込んでいる点にあります。蛍光ピンクや蛍光イエロー、ゴールドのメタリックといった色は、専業メーカーの定番色にはあまり見られません

もう一つの特徴が、製品ラインの二層構造です。合成皮革を使った自社企画のワークアウトモデルで入門層を受け止め、その上にWinningやGRITとの別注コラボによる本革・本格仕様を置くことで、始めたばかりの人から競技志向の練習生までを1ブランドでカバーしています

流通は大阪と東京の直営店、そして公式オンラインストアが中心で、一部モデルは国内の正規取扱店でも扱われます。日本国内で実物を見て選べる体制がある点は、サイズ感や質感を確かめたい人にとって心強い部分です

RSCの機能と特徴

RSCの格闘技グローブに共通する作りと、モデル差を生んでいる要素を解説します。RSCは自社で金型から起こす専業メーカーとは立ち位置が異なり、素材と留め具、オンス、配色の組み合わせでモデルの性格を決めています。

素材や留め具の違いは、打ったときの感触や着脱の速さとして練習中に表れます。RSCのグローブはどれもマジックテープ式ですが、ボディの素材とオンスの選び方によって用途がはっきり分かれます

RSCの格闘技グローブに共通する作りとモデル差を生む機能・特徴は、以下の5つに整理できます。

  • Winning別注オーダー
  • 牛皮革ボディと合成皮革ボディの2本立て
  • マジックベロクロ式リストクロージャー
  • 8oz/14ozのオンス設計
  • 蛍光カラーとメタリックレザーの配色

Winning別注オーダー

RSCのコラボモデルは、日本を代表するボクシングブランドWinningの本体をRSCが別注オーダーしたものです。ゼロから設計した独自グローブではなく、Winningが作り上げた製品にRSCの配色を載せる形をとっています。

商品説明にも「rscが別注オーダーしたスペシャルグローブ」と明記されており、ベースになっているのは日本製の本革グローブです。牛皮革のボディやマジックベロクロ式の留め具といった仕様は、Winningの製品仕様をそのまま引き継いでいます

つまりコラボモデルは、中身の性能はWinning基準のまま、外側の配色だけがRSCという構成です。コラボと聞くと性能面を心配する人もいますが、RSCの別注モデルはスパーリングに耐える実戦仕様で、色を選んだ分だけ性能が落ちるという作りにはなっていません

牛皮革ボディと合成皮革ボディの2本立て

RSCの格闘技グローブは、ボディの素材で性格が二分されます。上位のコラボモデルは牛皮革、入門向けのワークアウトモデルは合成皮革を使い、同じマジックテープ式でも手に伝わる感触が変わります。

牛皮革は使い込むほど手の形に沿ってなじみ、拳を握り込んだときの一体感が出ます。合成皮革は最初から硬さが少なく、汗や汚れも拭き取りやすいため、週に何度もジムへ通う使い方でも手入れの負担が小さく済みます

本革は湿気を含んだまま放置すると傷みやすく、練習後に乾かす手間がかかります手間をかけてでも打感を追うなら牛皮革のコラボモデル、扱いやすさを優先するなら合成皮革のワークアウトモデルという分かれ方になります

マジックベロクロ式リストクロージャー

RSCが扱う格闘技グローブは、全モデルがマジックテープ(マジックベロクロ)式の留め具を採用しています。手首まわりのベルトを自分で引いて締め、面ファスナーで固定する方式です。

ひも式のグローブは締めるたびに補助してくれる相手が必要になりますが、マジックベロクロ式なら1人で着脱が完結します。ミット打ちの合間にグローブを外したり、バンテージを巻き直したりといった動きも、練習の流れを止めずに行えます。

締め具合を自分の感覚で調整できるのも、RSCのグローブをふだんのトレーニングで使ううえでの利点です。手首をきつめに固定したい日と、軽く流したい日で締め方を変えられます。

8oz/14ozのオンス設計

RSCの格闘技グローブは、8ozと14ozという2つのオンスで展開されています。オンス(ozと表記するグローブの重量単位で、数字が大きいほど中のパッドが厚く重くなる)の違いは、そのまま用途の違いに直結します

14ozはパッドを厚く取っており、スパーリングやマススパーリング(当てる強さを抑えて技術を確認する軽めのスパーリング)で相手と拳を交える場面に向きます。手を覆う面積が広いぶん、構えたときのガードにも余裕が生まれます

8ozは軽さを優先した設計で、ミット打ちやサンドバッグを相手に手数を出す練習で扱いやすくなります。腕の振りが軽くなるため、ラウンドを重ねても振り抜きが鈍りにくく、フィットネス目的の連続運動とも相性が良いです

蛍光カラーとメタリックレザーの配色

配色はRSCの格闘技グローブでもっともわかりやすい個性です。自社企画のワークアウトモデルにはBLACKとREDに加えて蛍光Pink、蛍光Green、蛍光Yellowが用意され、定番色以外の選択肢が最初から揃っています

コラボモデルではゴールドや黒×金、パープル、ブラウンといった色が並び、GRITとのバッググローブにはメタリックレザーのブラック/ゴールドが使われています。アパレルを出自に持つブランドだからこそ、専業メーカーとは違う方向で色を選べます

派手な色は好みが分かれますが、ジムのラックにグローブが並んだときに自分のものをすぐ見分けられるという実用的な利点もあります。道具の見た目にもこだわりたい人にとって、RSCの色展開は選ぶ理由になります

RSCの全モデルの種類を比較

RSCの格闘技グローブの全モデルの種類と違いを解説します。まず一覧表で系統とオンス、素材、主用途、対象レベルを並べ、そのあとに各モデルの詳細を紹介します。

スクロールできます
モデル名 系統 オンス 素材 主用途 対象レベル
[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 14oz Winningコラボ 14oz 牛皮革 スパーリング/マススパーリング 中級者〜上級者
[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 8oz Winningコラボ 8oz 牛皮革 ミット打ち/バッグワーク 中級者〜上級者
RSC×GRIT BOXING BAG GLOVE 2211 GRITコラボ 8oz メタリックレザー バッグワーク/ミット打ち 中級者〜上級者
BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 14oz 自社企画 14oz 合成皮革 ワークアウト全般 初心者
BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 8oz 自社企画 8oz 合成皮革 ミット打ち/サンドバッグ 初心者

RSCのグローブは、Winning別注の本格モデル、GRITとのバッグ専用コラボ、自社企画のワークアウトモデルという3系統に分かれます。牛皮革のコラボモデルは中級者〜上級者の実戦的な練習向け、合成皮革のワークアウトモデルは初心者や女性、キッズボクサーの入門用という住み分けです

なお、RSCの直営店やオンラインストアではadidasなど他社ブランドのグローブも取り扱われていますが、この記事はRSCブランドのグローブに限定して比較しています。

[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 14oz

[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 14ozの製品画像

項目 内容
モデル名 [winning × rsc] ボクシンググローブマジック 14oz
重量 約397g(片手)
留め具 マジックベロクロ式
カラー展開 全7色(色ごとに商品ページあり)
想定用途 スパーリング/マススパーリング

RSCが扱う格闘技グローブの最上位が「[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 14oz」です。日本を代表するボクシングブランドWinningの本体をRSCが別注オーダーした一本で、実戦を想定したスパーリングに耐える設計になっています

ボディは牛皮革、重量は片手約397g、留め具はマジックベロクロ式という組み合わせです。厚みのあるパッドがスパーリング相手への衝撃を和らげ、Winningが世界のトップ選手に選ばれてきた使用感をそのまま持ち込めます

重さがあるぶん、長時間のバッグワークでは腕が先に疲れ、手数を出す練習には向きません。相手と向き合って打ち合う練習に的を絞った一本で、ミット中心の日は軽いモデルと使い分けるのが現実的です

スパーリングやマススパーリングを重ねる競技志向の練習生、道具の質にこだわりたい経験者に向いた格闘技グローブです。ゴールドや黒×金、パープルなど色ごとに商品ページが分かれており、性能を落とさずに好みの色を選べます

[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 8oz

[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 8ozの製品画像

項目 内容
モデル名 [winning × rsc] ボクシンググローブマジック 8oz
重量 約227g(片手)
留め具 マジックベロクロ式
カラー展開 全8色(色ごとに商品ページあり)
想定用途 ミット打ち/バッグワーク

同じWinning別注のコラボでも、「[winning × rsc] ボクシンググローブマジック 8oz」はミット打ちやバッグワーク(サンドバッグを打ち込む練習)へ軸足を置いたモデルです。本革の質感を、より軽い装備で扱えます

牛皮革ボディはそのままに、片手約227gまで軽くしている点が14ozとの最大の違いです。マジックベロクロ式の留め具は着脱が速く、ミットとサンドバッグを行き来する練習メニューでもテンポを崩さずに使えます

パッドが薄いためスパーリングには使えず、対人練習まで1つでまかなうことはできません。打ち込み専用と割り切れる人にとっては、本革の打感と軽さを両立させた選択肢になります

本革の感触を求めつつミットとサンドバッグ中心で練習している人におすすめの格闘技グローブです。14ozと2つ揃えて練習内容で付け替える運用も、RSCのコラボモデルなら色を統一して楽しめます

RSC×GRIT BOXING BAG GLOVE 2211

RSC×GRIT BOXING BAG GLOVE 2211の製品画像

項目 内容
モデル名 RSC×GRIT BOXING BAG GLOVE 2211
重量 公式記載なし
留め具 マジックテープ式
カラー展開 BK/GD(ブラック/ゴールド)
想定用途 バッグワーク/ミット打ち

格闘技用品ショップGRITとのコラボから生まれた「RSC×GRIT BOXING BAG GLOVE 2211」は、バッグワーク専用に振り切ったモデルです。何にでも使える汎用グローブではなく、サンドバッグを打つための道具として作られています。

ボディにはメタリックレザーを使い、オンスは8oz、留め具はマジックテープ式という構成です。硬めの素材感が打ち込みの繰り返しに耐え、ミット打ちまでは守備範囲に入ります

重量のグラム表記は公式にも取扱店にも記載がないため、細かな重さは実物で確かめる必要があります。8ozのバッググローブなので、ジムバッグの中でかさばらず持ち運びしやすい部類です

サンドバッグ中心でトレーニングを組んでいる人、ジムへ毎回グローブを持参する人に向いた一本です。ブラック/ゴールドのメタリック配色は、地味になりがちなバッググローブの中では珍しく、取り扱いは国内正規取扱店が中心になります。

BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 14oz

BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 14ozの製品画像

項目 内容
モデル名 BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 14oz
重量 公式記載なし
留め具 マジックテープ式
カラー展開 全5色(黒/赤/蛍光ピンクほか)
想定用途 ボクシング/キックボクシング/MMAほか

RSCの自社企画による入門モデルが「BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 14oz」です。これからボクシングやフィットネスボクシングを始める人に向けた一本で、本格的な見た目と扱いやすさを両立させています

ボディは合成皮革で、汗や汚れを拭き取りやすく手入れの負担が小さいのが持ち味です。マジックテープで手首の締め具合を調整でき、14ozのパッド厚があるため、公式にもワークアウトからボクシング、キックボクシング、MMA、エアロビクス、スパーリングまでが用途として挙げられています

本革のコラボモデルと比べると、打ち込んだときの当たりの質感や、使い込んだあとのなじみでは差が出ます。それでも1つ目のグローブに必要な要素は揃っており、練習量が増えて物足りなくなってから上位モデルへ移る流れが組めます

初心者や女性、キッズボクサーなど、最初の格闘技グローブを選ぶ層におすすめのモデルです。BLACKとREDに加えて蛍光Pink、蛍光Green、蛍光Yellowが用意されており、ジムで気分が上がる色を選べます

BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 8oz

BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 8ozの製品画像

項目 内容
モデル名 BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 8oz
重量 公式記載なし
留め具 マジックテープ式
カラー展開 全5色(黒/赤/蛍光ピンクほか)
想定用途 ミット打ち/サンドバッグ

「BOXING GLOVES ワークアウト ボクシンググローブ 8oz」は、ワークアウトモデルの軽量版です。ジムでのミット打ちやサンドバッグに焦点を絞ったエントリーモデルで、RSCの格闘技グローブの中ではもっとも手を出しやすい位置づけになります

合成皮革ボディとマジックテープ式の留め具は14ozと共通で、違いは8ozまで軽くした点にあります。腕への負担が小さく、パンチの回転を上げやすいため、長めのバッグワークやフィットネス目的の連続運動でも振り抜きが鈍りません

パッドが薄いぶんスパーリングには使えず、対人練習を視野に入れているなら14oz以上が必要です。用途をミットとサンドバッグに絞れる人にとっては、軽さがそのまま扱いやすさになります

フィットネスとしてボクシングに触れたい人、ミット打ち中心で通っている初心者や女性、キッズボクサーに向いた格闘技グローブです。色展開は14ozと共通のため、家族やペアで色違いを揃える買い方もできます

まとめ

この記事では、RSCのブランドコンセプトと格闘技グローブの作り分けを解説し、現行の全モデルを比較しました。Winning別注の本格モデル、GRITとのバッグ専用コラボ、自社企画のワークアウトモデルという3系統に整理できます

選ぶ基準になるのは練習内容です。相手と打ち合うスパーリングをするなら14ozのコラボモデル、ミットとサンドバッグ中心なら8oz、これからボクシングを始めるならワークアウトモデルという順で絞り込めます素材は、手入れの手間と本革の打感のどちらを取るかで決まります

RSCのグローブは公式オンラインストアと大阪・東京の直営店、一部は国内正規取扱店で扱われていますが、カラーとオンスによって在庫の状況は変わります。気になるモデルがあれば在庫を確かめながら早めに動くと、選択肢を広く保てます。格闘技グローブ選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころから格闘技に親しみ、これまで複数ブランドのグローブや道着、プロテクターを実際に購入して使い比べてきました。各ギアの機能や素材、選び方の違いを実購入者の目線で整理し、何を基準に選べばいいか迷う方に向けて『マーシャルセレクト』を運営しています。

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