- アディダスの格闘技グローブは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
- スピードティルトとハイブリッドで、作りや使いどころが何が違うのか知りたい
- 初心者が最初の1足に選んで失敗しないアディダスのグローブはどれ?
「アディダス」は1949年創業のドイツ発の総合スポーツ用品メーカーで、格闘技分野ではadidas Combat Sportsとしてボクシングやキックボクシング向けのギアを展開する世界的なブランドです。拳と手首の角度に踏み込んだ設計と、競技団体の公認を取得したモデルまで揃えるラインナップの厚みに定評があります。
この記事では、アディダスの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行の格闘技グローブを全モデル比較します。シリーズ別のおすすめモデルも紹介しますので、アディダスの格闘技グローブが気になっている人はぜひチェックしてください。
アディダスとはどんな格闘技グローブブランド?特徴と評判を紹介
アディダスの格闘技グローブは、3本ストライプでおなじみのスポーツブランドが競技用ギアとして展開しているラインです。ボクシング、キックボクシング、MMA、空手、テコンドーまでを対象に、adidas Combat Sportsの名前でグローブやプロテクターを揃えています。
競技公認モデルを国内で正規に買える点も、アディダスの格闘技グローブが支持される理由になっています。WAKO公認やWorld Boxing(JABF)認証、プロ興行のコミッション認可まで、出場する大会に合わせて選べる幅があります。
アディダスのブランドコンセプト
アディダスが格闘技分野で掲げているのは、競技者向けの本格スペックと、ジムに通い始めたばかりの層が手に取れる入門モデルを同じ体系の中に並べることです。シリーズの数字が上がるほど素材と保護性能が上がる構成になっています。
サステナブル素材への取り組みも、アディダスの格闘技グローブの方向性を示しています。「Tilt 350 Pro」ではサボテン由来のヴィーガンレザーと、使用済みペットボトル由来のリサイクルポリエステルライニングを採用しています。
アディダスの格闘技グローブの特徴・強み
アディダスの格闘技グローブの強みは、拳と手首の角度に踏み込んだ設計思想にあります。TILTテクノロジーと呼ばれる形状で、ナックル(拳の当たり面)の並びと手首の向きを、握り込んだ状態のまま保ちます。
クロージャー(グローブの締め方)の選択肢が広いことも見逃せません。レースアップ、フック&ループ、レースとベルクロを併用する2 in 1まで揃い、ひとりで練習する人もトレーナーが付く人も、自分に合う締め方を選べます。
競技団体公認モデルを国内で入手できる点は、格闘技グローブを選ぶうえで大きな差になります。WAKO公認、World Boxing(JABF)認証、プロ興行のコミッション認可と、大会の種類に応じた選択肢が正規流通に載っています。
アディダスの格闘技ラインの成り立ちと国内展開
アディダスの格闘技用品は、adidas Combat Sportsとしてライセンス展開されています。ボクシングやキックボクシングに加え、MMA、空手、テコンドー向けのギアまで、同じブランド名のもとでまとめられています。
並行輸入品との違いには注意が必要です。海外版と国内版では認証の表記やカラー展開が異なる場合があり、公式戦で使う予定があるなら、正規流通のアディダスの格闘技グローブを選ぶほうが確実です。
アディダスの格闘技グローブの機能とテクノロジー
アディダスの格闘技グローブは、形状、フォーム、クロージャー、シェル素材という4つの軸でモデルごとの性格が決まります。搭載されているテクノロジーの名前と役割を押さえておくと、シリーズごとの立ち位置が読み取りやすくなります。
アディダスの格闘技グローブに搭載されている独自のテクノロジーは、主に以下の5つです。
- TILTテクノロジー
- Cloud MVE多層フォーム
- FLX 3.0クロージャーシステム
- 2 in 1レース&ベルクロ
- サステナブル素材(カクタスレザー/リサイクルライニング)
TILTテクノロジー
TILTテクノロジーは、アディダスの格闘技グローブを象徴する形状の設計思想です。ナックル(拳の当たり面)を自然な並びに保ち、手首を中間位のまま握り込めるように、グローブ全体の角度を作り込んでいます。
手首の向きが安定すると、ミット打ちやバッグワーク(サンドバッグを打つ練習)で拳の面が狙ったところに当たりやすくなります。打ち込む本数が多いほど差が出るため、練習量の多い競技者ほどTILT設計が効いてきます。
Cloud MVE多層フォーム
Cloud MVEフォームは、密度の異なるフォームを重ねて衝撃を分散させるアディダスのパッド構造です。表層で当たりの角を丸め、内側の高密度層で衝撃を受け止めるという役割分担になっています。
フラグシップの「Speed Tilt 750」が低密度のオープンセルフォームで打撃を相手に伝える方向へ振っているのに対し、Cloud MVEは保護寄りの構成です。試合用と練習用で狙いを切り替えているのが、アディダスのフォーム設計の考え方になります。
FLX 3.0クロージャーシステム
FLX 3.0は、手首まわりのストラップを柔軟に調整できるアディダスのクロージャーシステムです。ストラップの掛かる位置と長さを見直し、片手でも締め具合を決められるようにしています。
ひとりでジムに通う人にとって、着脱の速さは練習の密度に直結します。ラウンドの合間に締め直せるため、バッグワークでは緩め、スパーリング(実戦形式の打ち合い練習)では締めるといった使い分けもできます。
2 in 1レース&ベルクロ
2 in 1レース&ベルクロは、レース(紐)とベルクロを組み合わせたアディダスのクロージャーです。「Hybrid 250 Elite」に採用されており、紐でフィットを追い込んだ上から、外側のベルクロで固定します。
試合用グローブの締まり具合を練習で再現したい人に向く仕組みです。紐の締め加減を自分の手に合わせて残しておけるため、日々の練習で同じフィット感を出せます。
サステナブル素材(カクタスレザー/リサイクルライニング)
カクタスレザーは、サボテンを原料としたヴィーガンレザーです。アディダスは「Tilt 350 Pro」のシェルに採用し、動物由来の革を使わずに本革へ近い質感と耐久性を持たせています。
動物由来素材を避けたい人にとって、上位クラスの性能を持つ選択肢は多くありません。本革のように使い込んで馴染ませる過程は薄い一方、水拭きで手入れが済む扱いやすさはカクタスレザーの利点です。
アディダスの格闘技グローブの全種類を比較
アディダスの格闘技グローブは、シリーズごとに立ち位置がはっきり分かれています。試合用の「Speed Tilt」、プロ仕様のトレーニング用「Adi-Speed / Adi-Power」、大会に出るための競技団体公認、日常トレーニングの「Hybrid」、入門とMMA向けのエントリー/グラップリングという並びです。
アディダスの格闘技グローブは、以下の5シリーズに分けて全モデルを比較していきます。
- Speed Tiltシリーズ
- Adi-Speed / Adi-Powerシリーズ
- 競技団体公認シリーズ
- Hybridシリーズ
- エントリー・グラップリング/MMAシリーズ
Speed Tiltシリーズ
TILTテクノロジーを核にした、アディダス格闘技グローブの主力シリーズです。手首の向きが崩れやすい高頻度のバッグワークやミット打ちで効いてくる設計で、プロの試合に使えるフラグシップから、これから始める人向けのモデルまでが並びます。比較表のあとに各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 素材 | フォーム構造 | クロージャー方式 | オンス/サイズ展開 | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Speed Tilt 750 Fight Gloves | 本革(トップグレード) | 低密度オープンセルフォーム | レースアップ | 8oz・10oz・10ozXL | プロ公式戦・試合仕様 |
| Speed Tilt 350 Pro Training Gloves – Lace-up | カクタスレザー | 多密度フォーム | レースアップ | 10〜18oz | バッグ・ミット・スパーリング |
| Speed Tilt 350 Pro Training Gloves – Hook & Loop | カクタスレザー | 多密度フォーム | フック&ループ | 10〜18oz | バッグ・ミット・フィットネス |
| Speed TILT 150 Training Gloves | 合成皮革 | シングルモールド構造 | 幅広ベルクロ | 6〜16oz | ミット打ち・スパーリング |
Speed Tilt 750 Fight Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Speed Tilt 750 Fight Gloves |
| 素材 | 本革(トップグレード) |
| クロージャー方式 | レースアップ |
| オンス/サイズ展開 | 8oz・10oz・10ozXL |
| 想定用途 | プロ公式戦・バッグワーク・ミット打ち |
アディダスのSpeed Tiltシリーズ最上位に位置する試合用グローブです。トップグレードの本革シェルとレースアップ仕様で、米国各州のコミッション認可を受けたプロの公式戦で使用できます。国内ではJBC(日本ボクシングコミッション)認証モデルとして正規代理店が扱っています。
オンス(oz。グローブの重さを表す単位)展開は8oz・10oz・10oz XLと試合用に絞られています。バッグワークやミット打ちにも使えますが、パッドが薄いぶん手応えは硬めで、レースアップのため装着にはもうひとりの手が必要です。
プロの試合を控えた選手や、本番と同じ感覚を練習に持ち込みたい上級者に向く1足です。スパーリング中心の使い方であれば、次に挙げるトレーニングモデルのほうが扱いやすくなります。
Speed Tilt 350 Pro Training Gloves – Lace-up

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Speed Tilt 350 Pro Training Gloves – Lace-up |
| 素材 | カクタスレザー(サステナブル) |
| クロージャー方式 | レースアップ |
| オンス/サイズ展開 | 10〜18oz |
| 想定用途 | バッグ・ミット・スパーリング |
TILT設計をトレーニング用に落とし込んだ上位モデルの紐タイプです。試合用に近い締まり具合を毎日の練習で再現できる構成で、アディダスのSpeed Tiltシリーズの中では実戦寄りの位置づけになります。
オンスを使い分けられるのが実用的な利点です。10〜18ozと幅広く展開されるため、ミット打ちには軽め、スパーリングには重めというように、同じ握り心地のまま練習内容に合わせて持ち替えられます。
トレーナーに紐を締めてもらえる環境がある人、試合前に本番と同じ締め方で仕上げたい選手に合うモデルです。ひとりで着脱を完結させたいなら、同じ中身のフック&ループ版を選ぶほうが現実的といえます。
Speed Tilt 350 Pro Training Gloves – Hook & Loop

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Speed Tilt 350 Pro Training Gloves – Hook & Loop |
| 素材 | カクタスレザー(サステナブル) |
| クロージャー方式 | フック&ループ |
| オンス/サイズ展開 | 10〜18oz |
| 想定用途 | バッグ・ミット・フィットネス |
紐タイプと中身の構造は共通で、着脱方式だけをフック&ループ(マジックテープ)に変えたモデルです。カクタスレザーのシェルと多密度フォームという組み合わせは、そのまま引き継いでいます。
片手でストラップを留められるため、ラウンドの合間に締め直す動作がすぐ終わります。10〜18ozの展開も紐タイプと共通で、練習メニューに応じてオンスを選べます。
ひとりで通うジムワークが中心の人にとって、アディダスのTILT系を試すときの基準になる格闘技グローブです。紐特有の均一な締まり具合までは出せませんが、日常の練習で不足を感じる場面はほとんどありません。
Speed TILT 150 Training Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Speed TILT 150 Training Gloves |
| 素材 | 合成皮革 |
| クロージャー方式 | 幅広ベルクロ(装着したまま調整可) |
| オンス/サイズ展開 | 6〜16oz |
| 想定用途 | バッグ・ミット・スパーリング |
TILTシリーズの入口にあたるトレーニングモデルです。アディダスが上位機で使う設計思想を、これから格闘技を始める層でも扱えるかたちにまとめています。
国内の一般的な通販でも入手しやすく、最初の1足として選びやすいモデルでもあります。上位モデルとの差はパッドの厚みと打ち込んだときの手応えに出るため、練習量が増えると物足りなさが見えてきます。
これからボクシングやキックボクシングを本格的に続けたい初心者〜中級者に合う格闘技グローブです。打ち込む本数が増えてパッドのへたりが気になってきたら、Tilt 350 Proへの買い替えが自然な流れになります。
Adi-Speed / Adi-Powerシリーズ
本革シェルとCloud MVEフォームを軸にした、プロ仕様のトレーニンググローブ群です。保護性能と手首のサポートを重視した構成で、打ち込む本数が多い競技者やスパーリングを日常的に行う層を想定しています。グループ内の比較表に続けて、各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 素材 | フォーム構造 | クロージャー方式 | オンス/サイズ展開 | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Adi-Speed 501 Pro Boxing and Kickboxing Gloves | 牛革 | 高圧縮多層フォーム+Cloud MVE | フック&ループ | 8〜18oz | バッグ・ミット・スパーリング |
| Adi-Power Hybrid 500 Pro Boxing and Kickboxing Gloves | 本革 | Cloud MVE多層フォーム | レースアップ | 14oz・16oz・18oz | 重めのバッグ・スパーリング |
| Adi-Speed 500 Pro Boxing and Kickboxing Gloves | 合成皮革 | 多密度フォーム | フック&ループ | 12〜18oz | 日常トレーニング全般 |
| Adi-Speed 350 Pro Boxing and Kickboxing Gloves | 本革 | 2ピースIMFフォーム | フック&ループ | 12〜16oz | バッグ・軽いスパーリング |
Adi-Speed 501 Pro Boxing and Kickboxing Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Adi-Speed 501 Pro Boxing and Kickboxing Gloves |
| 素材 | 牛革 |
| クロージャー方式 | フック&ループ |
| オンス/サイズ展開 | 8〜18oz |
| 想定用途 | バッグ・ミット・スパーリング |
Adi-Speed系の最新上位モデルです。従来のAdi-Speed系よりパッド密度を高め、打ち込み量の多い練習でもへたりにくくした点が変更の中心にあります。
拳の保護を優先しながら打ち込みの手応えも残す構成で、バッグとミットを毎日のように叩く使い方に耐えます。国内ではJAPAN版としての展開もあり、正規代理店経由で入手できます。
練習量が多く、グローブの寿命が課題になっている競技者に合う格闘技グローブです。週に数回のジム通いであれば、ここまでのパッド密度は必要にならないケースもあります。
Adi-Power Hybrid 500 Pro Boxing and Kickboxing Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Adi-Power Hybrid 500 Pro Boxing and Kickboxing Gloves |
| 素材 | 本革 |
| クロージャー方式 | レースアップ+ラップ式リストストラップ |
| オンス/サイズ展開 | 14oz・16oz・18oz |
| 想定用途 | 重めのバッグワーク・スパーリング |
Adi-Powerはサポート性能に振った上位モデルで、幅広のリストストラップと成型パッドで手首まわりを固めます。重めのバッグワークを繰り返す使い方を前提にした作りです。
オンス展開は14oz・16oz・18ozと重いほうへ絞られており、軽いオンスの設定はありません。手数を速く出す練習よりも、重い一発を打ち込むメニューに向いた重量帯です。
バッグワークとスパーリングを行き来する練習サイクルの人、手首の安定を最優先したい人に合います。軽快に動きたい使い方では重量が負担になるため、用途を選ぶモデルです。
Adi-Speed 500 Pro Boxing and Kickboxing Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Adi-Speed 500 Pro Boxing and Kickboxing Gloves |
| 素材 | 合成皮革 |
| クロージャー方式 | フック&ループ |
| オンス/サイズ展開 | 12〜18oz |
| 想定用途 | 日常トレーニング全般 |
Adi-Speed系のスタンダードモデルで、501 Proが登場する前から定番として使われてきた1足です。上位機ほどのパッド密度はないものの、シリーズの基本性能はひととおり押さえています。
カラーの選択肢が多く、ジムで他の人と被りにくい点も選ぶ理由になります。オンス展開や細部の仕様は、流通するカラーやエディションによって差が出ます。
プロ仕様の作りを試したいものの最上位までは求めない人に合う格闘技グローブです。日常トレーニングを幅広くこなす1足として、アディダスの本革ラインへの入り口になります。
Adi-Speed 350 Pro Boxing and Kickboxing Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Adi-Speed 350 Pro Boxing and Kickboxing Gloves |
| 素材 | 本革 |
| クロージャー方式 | フック&ループ |
| オンス/サイズ展開 | 12〜16oz |
| 想定用途 | バッグ・軽いスパーリング |
Adi-Speedシリーズの入口となるプロ仕様モデルです。上位機のような多層フォームまでは備えませんが、本革の質感と作りの丁寧さはシリーズに共通しています。
上位モデルとの差はパッドの層構成と素材のグレードに出ます。強く打ち合うスパーリングを繰り返すなら、Cloud MVEを積んだ上位機のほうが安心して使えます。
本革グローブに初めて手を出す中級者、練習用の本革を1足持っておきたい人に合います。試合を見据える段階に進んだら、501 ProやSpeed Tilt 750が次の候補になります。
競技団体公認シリーズ
公式戦での使用を前提とした認証モデル群です。どの大会に出るかで選ぶべき認証が変わるため、アマチュアボクシングならWorld Boxing(JABF)、キックボクシングのWAKOルールならWAKO公認というように、出場する大会の規定を先に確認して選びます。比較表に続けて各モデルを紹介します。
| モデル名 | 素材 | フォーム構造 | クロージャー方式 | オンス/サイズ展開 | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| World Boxing (JABF)公認 アマチュア競技用ボクシンググローブ | 牛革(耐水ライニング) | 高圧縮フォーム | フルラップ+フック&ループ | 10oz・12oz | アマチュア公式戦(World Boxing/JABF) |
| Speed 200 (WAKO公認) | 合成皮革(PU) | パッド構造 | 面ファスナー | 10〜16oz | キックボクシング競技(WAKO) |
| Speed 165 (WAKO公認) | 合成皮革(PU) | 高密度パッド | 面ファスナー | 10〜16oz | ミット打ち・スパーリング(WAKO) |
World Boxing (JABF)公認 アマチュア競技用ボクシンググローブ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas World Boxing (JABF)公認 アマチュア競技用ボクシンググローブ |
| 素材 | 牛革(耐水ライニング) |
| クロージャー方式 | フルラップレザーストラップ+フック&ループ |
| オンス/サイズ展開 | 10oz・12oz |
| 想定用途 | アマチュア公式戦(World Boxing/JABF) |
アマチュアボクシングの公式戦向けモデルです。国内ではWorld Boxing(JABF、日本ボクシング連盟)公認として、海外ではUSA Boxing公認の名称でアディダスが展開しています。
大会では仕様の確認が入るため、公認の表示があるモデルを用意することが前提になります。練習用グローブで代用できない場面がはっきりしている点が、アマチュア競技の特徴です。
アマチュアの公式戦出場が決まっている選手、所属ジムから公認グローブの用意を指示された人が対象です。練習だけで使うのであれば、Hybridシリーズのほうが用途に合います。
Speed 200 (WAKO公認)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Speed 200 (WAKO公認) |
| 素材 | 合成皮革(PU) |
| クロージャー方式 | 面ファスナー |
| オンス/サイズ展開 | 10〜16oz |
| 想定用途 | キックボクシング競技(WAKO) |
キックボクシングの国際競技団体WAKOの公認モデルで、アディダスの日本市場での主力にあたる格闘技グローブです。競技用として求められる仕様を満たしつつ、練習でも使える構成にまとまっています。
国内では複数の通販経路で入手でき、カラー展開も複数用意されています。公認モデルの中では手に入れやすい部類に入ります。
WAKOルールの大会に出る選手、公認グローブを練習と兼用したい人に合う1足です。試合専用として状態を保ちたい場合は、練習用を別に用意するとパッドのへたりを抑えられます。
Speed 165 (WAKO公認)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Speed 165 (WAKO公認) |
| 素材 | 合成皮革(PU) |
| クロージャー方式 | 面ファスナー |
| オンス/サイズ展開 | 10〜16oz |
| 想定用途 | ミット打ち・スパーリング(WAKO) |
WAKO公認モデルの中でも手に取りやすい位置づけのグローブです。型番はADISBG165WKで、競技用と練習用を1足で兼ねる使い方を想定しています。
面ファスナーで締めるため着脱が速く、練習の合間に外して手を休められます。WAKOルールを見据えた練習を始める段階の選手には無理のない構成です。
これからWAKOルールの試合を目指す人、公認グローブを日常の練習でも使いたい人に向きます。試合数が増えて保護量に不足を感じたら、Speed 200が次の候補になります。
Hybridシリーズ
本革や合成皮革を組み合わせた、日常トレーニングの主力シリーズです。アディダスの格闘技グローブの中で用途の幅が最も広く、ジム通いの最初の1足から本革の練習用まで、同じ名前で段階的に選べます。比較表のあとに各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | 素材 | フォーム構造 | クロージャー方式 | オンス/サイズ展開 | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Hybrid 350 | – | – | – | 12oz・14oz・16oz | ミット打ち・試合対応 |
| Hybrid 250 Elite Boxing Training Gloves | 本革 | 高密度圧縮フォーム | レース&ベルクロ(2 in 1) | 8〜16oz | バッグ・ミット・スパーリング |
| Hybrid 150 Training Gloves | PU(合成皮革) | 多層サンドイッチフォーム | フック&ループ | 8〜16oz | フィットネス・軽いスパーリング |
| Hybrid 80 Training Gloves | – | – | FLX 3.0ストラップ | 6〜16oz | トレーニング全般(入門) |
Hybrid 350

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Hybrid 350 |
| 素材 | – |
| クロージャー方式 | – |
| オンス/サイズ展開 | 12oz・14oz・16oz |
| 想定用途 | ミット打ち・試合対応 |
Hybridラインの上位トレーニングモデルで、国内で継続して流通している格闘技グローブです。ミット打ちから試合対応までを守備範囲に置いた位置づけになります。
Hybrid 250 Eliteでは物足りず、本革のプロ仕様までは求めない中級者に合います。ミット打ちを中心に据えた練習で扱いやすく、Hybridシリーズの中では実戦寄りの1足です。
Hybrid 250 Elite Boxing Training Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Hybrid 250 Elite Boxing Training Gloves |
| 素材 | 本革 |
| クロージャー方式 | レース&ベルクロ(2 in 1) |
| オンス/サイズ展開 | 8〜16oz |
| 想定用途 | バッグ・ミット・スパーリング |
Hybridシリーズの中核となる本革モデルです。レースとベルクロを組み合わせた2 in 1クロージャーが、シリーズ内の他モデルとの最大の違いになります。
オンス展開は8〜16ozで、公式には12ozがミット打ち、14ozが混合メニュー、16ozがスパーリング用という目安が示されています。ラウンドの合間にベルクロを開け閉めするだけで、バッグワークとスパーリングを切り替えられます。
バッグもミットもスパーリングも1足でまかないたい初心者〜中級者に合う格闘技グローブです。本革でありながら着脱で手間取らないため、ひとりでジムに通う人でも扱いに困りません。
Hybrid 150 Training Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Hybrid 150 Training Gloves |
| 素材 | PU(合成皮革) |
| クロージャー方式 | フック&ループ |
| オンス/サイズ展開 | 8〜16oz |
| 想定用途 | フィットネス・軽いスパーリング |
FLX 3.0を採用したトレーニングモデルで、Hybridシリーズの中間に位置します。日常の練習用として使いやすい構成にまとまった格闘技グローブです。
フィットネス目的の利用から軽いスパーリングまで対応します。本革モデルほどの保護量はないため、強く打ち合うスパーリングを繰り返す使い方には向きません。
ジムに通い始めて数か月、最初の1足から買い替えるタイミングの人に合います。練習の内容が試合寄りに変わってきたら、Hybrid 250 Eliteが次の段になります。
Hybrid 80 Training Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Hybrid 80 Training Gloves |
| 素材 | – |
| クロージャー方式 | FLX 3.0ストラップ |
| オンス/サイズ展開 | 6〜16oz |
| 想定用途 | トレーニング全般(入門) |
Hybridシリーズの入門モデルで、アディダスの格闘技グローブでは最も定番といえる1足です。フィットネス目的の利用から、本格的な練習の入り口までを受け持ちます。
打ち込む本数が増えるとパッドの保護量には限界が見えます。まずはサイズと扱いやすさで選び、練習の強度が上がってきたら上位のHybridへ移る流れが現実的です。
これからボクシングやキックボクシングを始める人、フィットネス目的でジムに通う人に合います。最初の1足としての選びやすさが、Hybrid 80が定番であり続けている理由です。
エントリー・グラップリング/MMAシリーズ
小型サイズのボクシンググローブと、MMAやグラップリング向けのオープンフィンガータイプをまとめたグループです。ボクシンググローブがオンスで選ぶのに対し、グラップリング系は手のサイズで選ぶため、選び方の軸そのものが変わります。比較表に続けて各モデルを紹介します。
| モデル名 | 素材 | フォーム構造 | クロージャー方式 | オンス/サイズ展開 | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| FLX 3.0 Speed 50 Boxing & Kickboxing Gloves | – | – | ストラップ式 | 4〜16oz | 入門・キッズ/女性 |
| FLX 3.0 Combat 50 (TILT) グラップリング/トレーニンググローブ | PU | 多層PUフォーム | ベルクロ2本 | S/M/L/XL | MMA・ジムトレーニング |
| Grappling Training Gloves(トラディショナル グラップリンググローブ) | PU | 高圧縮高密度フォーム | フック&ループ | S/M/L/XL | グラップリング・MMA |
FLX 3.0 Speed 50 Boxing & Kickboxing Gloves

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas FLX 3.0 Speed 50 Boxing & Kickboxing Gloves |
| 素材 | – |
| クロージャー方式 | ストラップ式 |
| オンス/サイズ展開 | 4〜16oz |
| 想定用途 | 入門・キッズ/女性 |
小さめのオンスまで用意したエントリーモデルです。アディダスの格闘技グローブでは珍しく4ozや6ozの設定があり、手の小さい人やキッズの選択肢になります。
子ども用の1足を探している人、手が小さくフィットに悩んでいる人に向きます。本格的なスパーリングを重ねる段階になれば、HybridやSpeed TILTのほうが保護量の面で適しています。
FLX 3.0 Combat 50 (TILT) グラップリング/トレーニンググローブ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas FLX 3.0 Combat 50 (TILT) グラップリング/トレーニンググローブ |
| 素材 | PU |
| クロージャー方式 | ベルクロ2本 |
| オンス/サイズ展開 | S/M/L/XL |
| 想定用途 | MMA・ジムトレーニング |
MMAやジムトレーニング向けのモデルで、国内では総合格闘技のカテゴリで展開されています。ボクシンググローブとは形状が異なり、指が出るオープンフィンガー(指先が出る形状)の作りです。
通気性を確保した作りのため、汗をかく季節でも蒸れにくく使えます。保護量はミット打ちとジムでの打撃練習を主眼に置いた設定です。
MMAジムでミット打ちを行う人、夏場も使いやすい1足を探している人に合います。ボクシンググローブの代わりにはならないため、強く打ち合うスパーリングには別に用意する必要があります。
Grappling Training Gloves(トラディショナル グラップリンググローブ)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | adidas Grappling Training Gloves(トラディショナル グラップリンググローブ) |
| 素材 | PU |
| クロージャー方式 | フック&ループ |
| オンス/サイズ展開 | S/M/L/XL |
| 想定用途 | グラップリング・MMA |
オープンパーム設計のグラップリンググローブです。組みと打撃を行き来するMMAの練習を前提とした形状で、国内では「トラディショナル グラップリンググローブ」の名称で流通しています。
組み技を含む練習では、ボクシンググローブだと相手をつかめず練習が成り立ちません。オープンフィンガーのグローブが必要になる場面がはっきりしている分野です。
MMAやグラップリングのスパーリングを行う人が対象になります。ボクシンググローブとは保護量が大きく異なるため、打撃中心の練習とは用途を分けて考える必要があります。
アディダスの格闘技グローブ比較まとめ
この記事では、アディダスの格闘技グローブについてブランドの立ち位置と独自テクノロジーを解説し、現行モデルをシリーズごとに比較しました。TILT設計を核にしたSpeed Tilt、本革とCloud MVEフォームのAdi-Speed / Adi-Power、大会用の競技団体公認、日常トレーニングのHybrid、入門とMMA向けのエントリー/グラップリングという系統で整理できます。
初めての1足なら「Hybrid 80」や「Speed TILT 150」、練習の質を上げたい中級者なら「Hybrid 250 Elite」や「Tilt 350 Pro」、試合を見据えるなら「Adi-Speed 501 Pro」や「Speed Tilt 750」が目安になります。アディダスの格闘技グローブ選びの参考になれば嬉しいです。


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