- ジムに通い始めたいが、格闘技グローブの選び方がわからない
- オンスの数字が何を表すのか、何ozを買えばいいのか判断できない
- 初心者向けのおすすめモデルをブランドごとに比較したい
格闘技グローブとは、ボクシングやキックボクシング、ムエタイの練習で拳と手首を包み、打撃の衝撃を受け止めるための道具です。自分の手を保護する役割と、打ち合う相手への衝撃を和らげる役割の両方を担っています。
この記事では、初心者におすすめの格闘技グローブの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。これからジム通いを始める方は、ぜひ参考にしてください。
初心者におすすめの格闘技グローブの特徴
格闘技グローブは、ボクシングやキックボクシング、ムエタイで共通して使う練習用の防具で、拳から手首までを一体で包み込む形状をしています。中身はナックル部を中心に配置されたフォーム(緩衝材)で、打撃の力を一点に集めず面で受け止める構造になっています。
初心者がつまずきやすいのは、安さだけを基準に選んだ結果、オンスと用途がかみ合わず数ヶ月で買い直すパターンです。オンスや留め具、素材といった判断軸を先に押さえておけば、最初の1足で長く練習できます。
初心者が格闘技グローブを選ぶ際に押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- オンス(重さ)は12〜14ozを基準に選ぶ
- 留め具はマジックテープ(ベルクロ)式を選ぶ
- 素材は合成皮革と本革の違いで選ぶ
- 手首の固定力とパッドの厚みで選ぶ
- 練習内容(サンドバッグ・ミット・スパーリング)に合わせて選ぶ
オンス(重さ)は12〜14ozを基準に選ぶ
オンス(oz)はグローブ1つあたりの重さを表す単位で、1ozは約28gにあたります。数字が大きいほど内部のフォームが厚くなり、拳を覆う面積も広がるため、8ozと16ozでは片手で200g以上の差が生まれる点は押さえておきたいところです。
一方で、ジム側がスパーリングで使える最低オンスを決めているケースもあります。14oz以上を条件にしているジムでは10ozの格闘技グローブが手元にあっても出番がないため、購入前の確認が欠かせません。
留め具はマジックテープ(ベルクロ)式を選ぶ
留め具にはマジックテープ式とひも式があります。ひも式は手首まで隙間なく締め上げられるぶん固定力は高いものの、装着に人手が必要で、練習のたびに誰かに結んでもらうことになります。
装着のたびに数秒で締め直せることは、練習中の集中を切らさないという意味でも効いてきます。ミットラウンドの合間にゆるみを感じたら、すぐ締め直せる作りを選んでおくと安心です。
素材は合成皮革と本革の違いで選ぶ
合成皮革は、PUレザーやマヤハイドレザーといった名称で各ブランドが採用している人工素材です。軽くて水気に強く、練習後に表面を拭き取るだけで手入れが済むため、扱いに慣れていない段階でも管理の手間がかかりません。
週1〜2回のペースでまず1年使ってみるなら合成皮革、ジム通いを何年も続ける前提で最初の1足に投資するなら本革、と分けて考えると迷いません。
手首の固定力とパッドの厚みで選ぶ
初心者が最初に痛めやすいのは拳ではなく手首です。当てる角度が安定しない段階では、インパクトの瞬間に手首が反り返り、そこに体重が乗ってしまいます。リストストラップの幅と巻き付け構造は、格闘技グローブの中でも真っ先に確認したい部分です。
極端に安価なモデルはフォームがへたるのが早く、半年ほどでナックルの当たりが硬くなります。長く使うほど1回あたりの負担は変わってくるため、初心者ほどパッドの作りは軽視できません。
練習内容(サンドバッグ・ミット・スパーリング)に合わせて選ぶ
サンドバッグ中心の練習では、手のひらに収まるコンパクトで軽いモデルが打ち込みやすく、ラウンドを重ねても腕が上がったままになります。ミット打ちが多い場合は、ナックル寄りにフォームが効いたモデルのほうが打点の感覚をつかみやすくなります。
1足ですべてをこなすなら、12〜14ozのオールラウンドなモデルが現実的な答えになります。格闘技グローブを買い足すかどうかは、練習の方向性が固まってから判断すれば十分です。
初心者におすすめの格闘技グローブ9選
ここでは初心者におすすめの格闘技グローブを、ブランド別に紹介します。各モデルのオンス展開や素材、搭載する構造と、どんな練習をする方に向くかを解説します。
初心者にとくにおすすめの格闘技グローブは、以下のモデルです。
- 【マーシャルワールド】ワークアウトグローブベロクロ BG310
- 【マーシャルワールド】プロフェッショナルワークアウトグローブ BG410
- 【adidas】SPEED 50
- 【RDX】KARAシリーズ ボクシンググローブ BGR-F6
- 【ISAMI】ファイティングロハス ボクシンググローブ
- 【VENUM】Challenger 4.0
- 【WINDY】トレーニンググローブ BGVH
- 【TWINS SPECIAL】スパーリンググローブ BGVL-3
- 【FAIRTEX】BGV1
【マーシャルワールド】ワークアウトグローブベロクロ BG310

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | マーシャルワールド |
| モデル名 | ワークアウトグローブベロクロ BG310 |
| オンス展開 | 6〜10oz(S/M/L) |
| 素材 | 合成皮革(PU) |
| 留め具方式 | ベルクロ |
| 手のひら(パーム)の構造 | − |
| 主な用途 | フィットネス・軽い練習 |
「ワークアウトグローブベロクロ BG310」は、国内の格闘技用品メーカーであるマーシャルワールドが手がける入門向けの格闘技グローブです。マーシャルワールドはWINDYやTWINS SPECIALといった海外ブランドの国内流通も担っており、日本のジムで実際に使われる道具を熟知した立場から自社製品を展開しています。
軽さを優先した設計のぶんパッドは薄く、強度の高いスパーリングには向きません。ボクササイズやフィットネス目的で通う方、続くかどうかを見極めながらまず自分の格闘技グローブを1つ持ちたい初心者におすすめです。
【マーシャルワールド】プロフェッショナルワークアウトグローブ BG410

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | マーシャルワールド |
| モデル名 | プロフェッショナルワークアウトグローブ BG410 |
| オンス展開 | 12〜16oz |
| 素材 | 合成皮革(PU) |
| 留め具方式 | ショートベルクロ |
| 手のひら(パーム)の構造 | メッシュ素材(通気性) |
| 主な用途 | スパーリング・ボクササイズ |
「プロフェッショナルワークアウトグローブ BG410」は、マーシャルワールドのワークアウトグローブの上位に位置づくモデルです。オンス展開が12・14・16ozとスパーリング域まで伸びており、通い始めて練習量が増えてきた初心者が選ぶ格闘技グローブとして組み立てられています。
スパーリングやボクササイズを想定した構造で、12oz以上を確保できる点が「BG410」の強みです。ミット打ちからスパーリングへ進む段階の初心者や、通気性を重視したい方におすすめします。
【adidas】SPEED 50

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | adidas |
| モデル名 | SPEED 50 |
| オンス展開 | 8〜16oz |
| 素材 | 合成皮革(FLX 3.0) |
| 留め具方式 | ベルクロ |
| 手のひら(パーム)の構造 | 通気性素材 |
| 主な用途 | サンドバッグ・ミット・スパーリング |
「SPEED 50」は、アディダスの格闘技ライン adidas combat sports が展開する入門クラスの定番モデルです。SPEEDシリーズの中では最も手前に位置し、ボクシングとキックボクシングの両方を想定した設計になっています。
公式にも初心者〜中級者向けと位置づけられているモデルで、サンドバッグからミット打ち、スパーリングまで1足でこなせます。ジムワークの1足目として、練習内容がまだ定まっていない初心者におすすめの格闘技グローブです。
【RDX】KARAシリーズ ボクシンググローブ BGR-F6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | RDX |
| モデル名 | KARAシリーズ ボクシンググローブ BGR-F6 |
| オンス展開 | 8〜16oz |
| 素材 | 合成皮革(マヤハイドレザー) |
| 留め具方式 | − |
| 手のひら(パーム)の構造 | エアリリースメッシュパネル |
| 主な用途 | − |
「KARAシリーズ ボクシンググローブ BGR-F6」は、英国発の格闘技ギアブランドRDXが日本公式ストアで販売するエントリーラインです。RDXは装備の構造にブランド独自の名称を与えて公開しており、入門クラスでも中身の作りを確認したうえで選べます。
オンスは8〜16ozまで揃うため、サンドバッグ用の10ozからスパーリング用の14ozまで用途に合わせて選べます。バッグワークで打ち込みの量を積みたい初心者や、保護構造の作り込みを納得したうえで買いたい方におすすめです。
【ISAMI】ファイティングロハス ボクシンググローブ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ISAMI |
| モデル名 | ファイティングロハス ボクシンググローブ |
| オンス展開 | 8〜10oz |
| 素材 | 本革 |
| 留め具方式 | − |
| 手のひら(パーム)の構造 | − |
| 主な用途 | ミット・サンドバッグ |
「ファイティングロハス ボクシンググローブ」は、日本の老舗格闘技用品ブランドであるISAMIが展開するカラー豊富なラインです。ISAMIは国内のジムやプロ選手向けに用具を供給してきたメーカーで、練習用の格闘技グローブでも選択肢の幅を確保しています。
8〜10ozはバッグワーク寄りの重さで、スパーリング主体の練習には別に大きめのオンスが必要です。ミット打ちを中心に組み立てる初心者や、早い段階から本革の質感を味わいたい方におすすめできます。
【VENUM】Challenger 4.0

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | VENUM |
| モデル名 | Challenger 4.0 |
| オンス展開 | 8〜18oz |
| 素材 | 合成皮革(PUレザー) |
| 留め具方式 | 幅広ベルクロ |
| 手のひら(パーム)の構造 | − |
| 主な用途 | サンドバッグ中心 |
「Challenger 4.0」は、総合格闘技やムエタイの世界で広く使われるVENUMの最量販ライン、Challengerシリーズの現行世代です。世代を重ねるごとにフォームの構成と手首まわりが更新されており、入門者が最初に手に取るモデルとして設計されています。
デザイン性の高さもVENUMのグローブが支持される理由で、ジムで映える1足を選びたい方にも向く仕上がりです。キックボクシングやムエタイのジムに通い始めた初心者におすすめの格闘技グローブです。
【WINDY】トレーニンググローブ BGVH

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | WINDY |
| モデル名 | トレーニンググローブ BGVH |
| オンス展開 | 8〜16oz |
| 素材 | 本革 |
| 留め具方式 | ベルクロ |
| 手のひら(パーム)の構造 | − |
| 主な用途 | サンドバッグ・ミット・スパーリング |
「トレーニンググローブ BGVH」は、ムエタイの本場タイで長い実績を持つ名門ブランドWINDYの定番練習用モデルとして知られています。日本ではマーシャルワールド経由で正規流通しており、国内のキックボクシングジムでも見かける機会の多い格闘技グローブになっています。
本革ゆえに練習後の乾燥は必須ですが、手入れを続ければ表皮が手の形に沿って落ち着いてきます。キックボクシングやムエタイを本格的に続ける前提の初心者や、本革デビューを考えている方におすすめのモデルです。
【TWINS SPECIAL】スパーリンググローブ BGVL-3

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | TWINS SPECIAL |
| モデル名 | スパーリンググローブ BGVL-3 |
| オンス展開 | 4〜16oz |
| 素材 | 本革(タイレザー) |
| 留め具方式 | ベルクロ |
| 手のひら(パーム)の構造 | − |
| 主な用途 | サンドバッグ・ミット・スパーリング |
「スパーリンググローブ BGVL-3」は、ムエタイグローブの世界的な定番として知られるTWINS SPECIALの代表モデルです。プロの練習環境でそのまま使われてきた仕様が、初心者向けのオンスまで含めて展開されています。
受注発注として扱われる場合があり、注文から手元に届くまで時間がかかる点は把握しておきたいところです。最初から長く使える1足を選びたい方や、ジムでスパーリングまで進む予定の初心者におすすめします。
【FAIRTEX】BGV1

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | FAIRTEX |
| モデル名 | BGV1 |
| オンス展開 | 8〜16oz |
| 素材 | 本革(カウハイドレザー) |
| 留め具方式 | ベルクロ |
| 手のひら(パーム)の構造 | − |
| 主な用途 | サンドバッグ・ミット・スパーリング |
「BGV1」は、タイの二大名門の一角であるFAIRTEXがブランドを代表するユニバーサルモデルとして展開する格闘技グローブです。ムエタイ発祥ながら用途を限定せず、ボクシングの練習でも使える汎用性を持たせています。
本革とハンドメイドの組み合わせは、手入れを続ければ数年単位で使える耐久性につながります。予算を確保できる初心者や、最初の1足を長く使い倒したい方におすすめできる仕上がりです。
初心者が格闘技グローブを使うときの注意点
初心者が格闘技グローブを買ったあとにつまずきやすいポイントを整理します。モデル選びと合わせて押さえておくと、練習の質と道具の寿命が変わってきます。
初心者が格闘技グローブを使い始めてからつまずきやすいポイントは以下の4つです。
- バンテージやインナーグローブを必ず併用する
- 使用後は乾燥と消臭でグローブを長持ちさせる
- 通うジムのルール(オンス指定・レンタル)を事前に確認する
- 1足ですべてを兼ねようとしすぎない
バンテージやインナーグローブを必ず併用する
格闘技グローブは拳全体を覆いますが、内部で手の骨が動く余地は残っています。バンテージやインナーグローブを併用すると、手首から拳までが一体で締まり、インパクトの瞬間に手首が反り返りにくくなります。
初心者のうちは巻き方が安定しないので、簡易的に着けられるインナーグローブから始めるのも現実的な進め方です。慣れてきたらバンテージに移行すると、締め具合を自分で調整できるようになります。
使用後は乾燥と消臭でグローブを長持ちさせる
汗を吸ったまま袋に入れて放置すると、内部のフォームが湿気を含んだまま固まり、においと劣化が同時に進みます。本革でも合成皮革でも、練習後の乾燥をさぼるほど格闘技グローブの寿命は短くなる一方です。
複数のグローブを交互に使えれば乾燥時間を確保できますが、初心者の1足目は毎回しっかり乾かすことが前提になります。
通うジムのルール(オンス指定・レンタル)を事前に確認する
スパーリングで使えるオンスの下限や留め具の方式は、ジムごとに決められているのが実情です。14oz以上と決まっているジムで10ozの格闘技グローブを買ってしまうと、バッグワーク専用になってしまいます。
自分のグローブを買うタイミングも、ジムの方針を踏まえて決めると無駄がなくなります。
1足ですべてを兼ねようとしすぎない
サンドバッグ用の軽いグローブとスパーリング用の厚いグローブでは、求められる性能が逆方向を向いています。軽さと打感を優先すればパッドは薄くなり、保護を優先すれば重さと厚みが増すためです。
練習の方向性が固まってきた段階で2足目を検討すれば、用途に合わない格闘技グローブを買ってしまう失敗を避けられます。
まとめ:自分に合ったグローブで格闘技を安全に始めよう
この記事では、初心者におすすめの格闘技グローブと、オンスや留め具、素材から見た選び方を解説しました。最初の1足は、拳と手首を守りながら練習に集中するための土台になります。
手に合ったグローブは、握り込んだときの安心感が違い、練習中の集中と続けやすさに直結します。今回紹介したおすすめモデルから、自分の通うジムの練習内容に近い格闘技グローブを選んで、最初の一歩を踏み出してください。


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